匿名でのアカウント作成が可能

銀行

現金が存在しない仮想通貨はオンライン上でのみ取引が行われます。これは、銀行口座を利用することで現金を持たずにお金を管理したり、支払いをするのとよく似ています。ネットバンクの振込サービスやカード決済を利用すれば、現金を持たずにお金を使うことができます。仮想通貨の場合も同様に、コインアカウント(口座)を使用してコインの受け渡しをすることができます。

ビットコインや他の多くの種類の仮想通貨の場合、コインを管理するために必要なアカウントは自分で勝手に作ることができます。アカウントを作成する際は銀行口座の開設時のように身分証明書類を提出する必要がなく、誰でも自由に作ることができます。仮想通貨入門者の方であれば違和感を感じるかもしれませんが、仮想通貨の世界では自分で勝手にアカウントを作って利用できるのです。そのため、コインを保管する銀行に相当するような組織や機関は存在しません。

誰でも匿名でアカウントを作成して、コインを保管したり支払いに利用することができるのです。

コインアカウントの作成方法ですが、最初にインターネットに接続されたパソコンやスマートフォン・タブレット端末に気に入ったウォレットアプリをインストールします。アプリを起動すると初期設定として自動的にアカウントが作成され、受取用のアドレスが表示されます。コインアカウントは匿名で何個でも自由に作ることができます。

仮想通貨(ビットコイン)に価値が認められた理由

希少性

2009年1月に、世界初の仮想通貨であるビットコインの運用が開始されました。この当時は実験的な意味合いが強く、無意味な英数字の文字列に過ぎないビットコインの価値が認められるのかどうかは誰にも分かりませんでした。ところがたった数年の間に1BTCあたり30万円前後の値段が付けられるようになり、今では世界中でビットコインの価値が認められています。

ビットコイン入門者の方であれば、無意味な文字列に何十万円もの値段が付けられることについて理解し難いと感じるかもしれません。仮想通貨に価値が認められる理由は、発行枚数が限られている(希少性)ことに由来します。ビットコインであれば総発行枚数が2100万枚で、10分毎に新たに生成されるコインは12.5BTC(2017年現在)と決められています。日本円や米ドルなどの法定通貨であれば、その通貨の需要が増加すると流通量が増える仕組みになっています。これに対して仮想通貨は需要に応じて流通量が増えることが無く、レアメタルのように希少性を有しています。そのため、時価総額に応じて値上がりすることになります。

ちなみにビットコインは総発行量が決められているため、金(ゴールド)と似たような値動きをします。ただし、貴金属は取引価格の上昇に伴って生産量も増加しますが、仮想通貨の発行枚数は一定です。このため、仮想通貨の方が天然資源よりも値動きが激しくなる傾向が見られます。